『孤高の人』

長谷川紘史

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地下街で友達をつくらないように決めているのよ
赤い太陽をたとえ曇りでも感じる場所で出会いましょう。
私は泣かない。傷つけるためだけの薔薇の棘
意地悪そうなスズメ達が噂をくわえ飛んでゆく。
私は負けない。闇のマントがあたりを包んでも
まき散らかった割れた鏡から本当の道をみつけるの。
さよなら大人達 はやしたててる皆が 帰ったら 祝日みたいに祝日みたいに
晴れ着を着るのよ そっと
     詩:水戸華之介



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